NEXUS 7 root化済み 4.2.2 手動システムアップデート (Macでの作業)

Root化済み Android OS 4.2.1 / ClockWorkMod Recovery 6.0.2.3導入済み NEXUS 7は通常のままでは最新Android OS 4.2.2 にアップデート出来ません。

既出の情報ですが、Macでの手動OSアップデート作業の記事そんなに見かけないのでここにメモします。あくまでもAndroid OSが4.2.2以前でRoot化済み、ClockWorkRecoveryが導入済み前提です。
パソコンがMacでも「Android SDK」 導入済みで SDKフォルダー内の「Platform-tools」にパスが通っている作業環境が整っていれば、必要ファイルの準備とMacの「ターミナル」アプリからのコマンド入力でNEXUS7のアプデを手動でできます。
※基本的にはWINも同じ考え。

やり方は続きをご覧ください。長いので注意。

【注意】
root化によってメーカーの補償は一切きかなくなります。
操作の単純ミスでも文鎮化してしまう危険があるので実行は自己責任でお願いします。 
ここで記載した内容で問題が起きても当方は一切の責任を負いません。

MacにAndroid開発環境を構築するのが必須です。
過去記事のHTC EVO 3Dの一時Root化で説明していますがここで簡単に説明。
※Android SDKが当時よりアップデートされていてフォルダー名称とか変わっているので。
過去記事はこちらから。


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＜MacにAndroid SDKの導入＞

■ STEP 1
Mac用 Android SDKをここからDL
http://developer.android.com/sdk/index.html#download

■ STEP 2
DLしたデータを解凍
解凍すると「adt-bundle-mac-x86_64」というフォルダが出ます。
その中に「sdk」という名前のフォルダがあります。それをわかりやすく「android-sdk-mac_x86」に名称変更して、ここではデスクトップ（/User/ご自分のフォルダ/Desktop）に配置します。

■ STEP 3
名称変更した「android-sdk-mac_x86 ※オリジナルはsdk」の中に「tools」というフォルダがあります。その中の「android」というファイルをダブルクリック。
するとAndroid SDK Managerが起動します。

そのウインドウの中に「Android SDK Platform-tools」というリストがあるので、チェックを入れて、「Install package」ボタンを押します。するとインストール前のダイアログがでるので、Packagesの表示に先ほど選択した「Android SDK Platform-tools」などのリストが出ているので、チェックボックスにチェック。

その画面の右端に「Accept License」というチェックボタンあるのでチェックを入れてから「Install」ボタンをクリック。そうするとデータDLが始まりインストールの催促が出ます。

インストールが終わったら、Android SDK Managerをメニューから終了。
「android-sdk-mac_x86」フォルダ内に「platform-tools」というフォルダができあがってますので、中身を確認すると「adb」というファイルが入っています。

■ STEP 4
「platform-tools」にPATHを通します。
Macのターミナルアプリを起動します。
アプリケーションー＞ユティリティー＞ターミナル

ご自分のホームにいるか確認。$の後に以下コマンドを入力。

$ pwd

すると、user/ご自分のフォルダ/にいるかと思います。

picoエディタを起動します。

pico .bash_profile

.bash_profileに先ほどのadbの入ったフォルダのパスを通します。
export PATH=$PATH:
までタイプしたら、
「User/ご自分のフォルダ/Desktop/android-sdk-mac_x86/platform-tools」を入力
または、
ファインダーのplatform-toolsフォルダーを直接ターミナルのウインドウにドラッグアンドドロップ

記述がこのようになります。
export PATH=$PATH:User/ご自分のフォルダ/Desktop/Android_SDK/platform-tools

このような記述を確認したら、 control+X → Yで保存します。
picoを終了させます。


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＜ClockWorkMod Recoveryの更新＞

OS 4.2.1の初期ロットroot化時のCWMのVer.が6.0.1.9でした。
4.2.2の時にCWM 6.0.1.9時にユーザープロファイルを追加するとSDカード内の「0」フォルダがループして作られる「/data/media/0/0･･････/0/問題」があったそうなので、4.2に最適化されたCWMを最新のVer.6.0.2.3に更新します。

■ STEP 1
下記フォーラムより最新版CWMをDLします。

XDA-DEVELOPERSフォーラム：
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=2063522

ここのFlashable Zipの「Touch-CWM」をクリック。

cwm6023touch.zip

というファイルを入手します。

cwm6023touch.zipをNEXUS7に転送してください。
※ここではSD領域直下に入れました。

■ STEP 2
NEXUS7の電源を落とします。

NEXUS7のBootloaderを起動します。
本体の電源とボリュームキー↑を同時押し。
画面にDroid君のお腹が開いた絵が出てる画面に出て、右上に「Start」とありますが、これをボリュームキーの上下で「Recovery Mode」を選択し、電源ボタンを押す。

するとClockWorkMod v.6.0.1.9が起動します。

画面の「install zip from sdcard」を選択したら「cwm6023touch.zip」を選択。
するとInstallするかの画面で「No」と「Yes」が並んで出てくるので「Yes」を選択。

するとZipの内容をインストール開始します。
でまた最初の画面に戻るので「reboot system now」でNEXUS7を再起動します。

念のため再度電源を落とし、BootloaderでCWMを起動し直すと、最初のメニュー画面の最上部に「v6.0.2.3」になっていたらCWM更新成功です。


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＜NEXUS 7 OS 4.2.2 factory imageのダウンロードと必要なファイルの準備＞

OSアップデートに必要な4.2.2の初期ロムデータを準備します。

■ STEP 1
以下URLよりfactory imageをDL。
Factory Images "nakasi" for Nexus 7 (Wi-Fi) にある「4.2.2 (JDQ39)」が4.2.2の初期ロムです。DLするファイル名は「nakasi-jdq39-factory-c317339e.tgz」になります。

Factory Images "nakasi" for Nexus 7 (Wi-Fi) 「4.2.2 (JDQ39)」：
https://developers.google.com/android/nexus/images#nakasi

■ STEP 2
「nakasi-jdq39-factory-c317339e.tgz」を解凍すると
「nakasi-jdq39」というフォルダが出てきます。
その中に
「bootloader-grouper-4.18.img」
「image-nakasi-jdq39.zip」
というファイルがあります。

「image-nakasi-jdq39.zip」解凍します。

解凍すると「image-nakasi-jdq39」というフォルダーに以下ファイルがあります。

android-info.txt
boot.img
recovery.img
system.img
userdata.img

上記の「image-nakasi-jdq39」フォルダーに先ほどの「bootloader-grouper-4.18.img」を追加して最終的に必要なファイルを以下の構成で準備出来ました。

============================
image-nakasi-jdq39
　┣ android-info.txt
　┣ boot.img
　┣ bootloader-grouper-4.18.img
　┣ recovery.img
　┣ system.img
　┗ userdata.img
============================

■ STEP 3
準備出来た「image-nakasi-jdq39」フォルダーをAndorid SDKの以下に配置します。

/Users/ご自分のフォルダ/Desktop/android-sdk-mac_x86/platform-tools/


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＜NEXUS 7の設定＞

Macのターミナルからfactory imageを転送/導入する前に必ず、NEXUS 7本体を次の状態にします。

■ STEP 1
アプリの「設定」から、「タブレット情報」を選択。

■ STEP 2
一番下の「システム」の項目に「｛｝開発者向けオプション」を選択。
もし「｛｝開発者向けオプション」が表示していない場合は、
「タブレット情報」を選択し「ビルド番号」の「JOP40D」を「7回」クリック。
そして戻ると「｛｝開発者向けオプション」が表示されます。

■ STEP 3
「｛｝開発者向けオプション」の「デバック」項目の、
「USBデバック」に必ずチェックを入れて「デバックモード」を許可してください。


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＜NEXUS 7 OS 4.2.2のアップデート＞

いよいよOS4.2.2に手動でアップデートしていきます。Macのターミナルアプリで5回のコマンド指示で、先ほど準備したファイルをNEXUS 7に転送し導入していきます。

■ STEP 1
MacにNEXUS 7をUSBで接続し、NEXUS 7がデバックモードに入っている事を確認します。

■ STEP 2 (コマンド入力 1)
Mac のターミナル アプリを起動します。

以下コマンドを入力。指示を出すフォルダーの階層まで移動します。

$ cd /Users/ご自分のフォルダ/Desktop/android-sdk-mac_x86/platform-toolsxxxxxxx:platform-tools
注意：↑ $と次のスペースの後の文字から入力。xxxxxxはおそらく自分のPC環境の名前

■ STEP 3 (コマンド入力 2)
以下コマンドを入力しNEXUS 7を「Bootloaderモード」で再起動します。

$ adb reboot bootloader
注意：↑ $と次のスペースの後の文字から入力。

NEXUS 7がブートローダー（Droid君のお腹が開いた画像の画面）になります。

■ STEP 4 (コマンド入力 3)
次に以下コマンドを入力。

$ fastboot flash bootloader image-nakasi-jdq39/bootloader-grouper-4.18.img
注意：↑ $と次のスペースの後の文字から入力。

するとbootloader-grouper-4.18.imgファイルをNEXUS 7に転送し書き込みします。

===========ターミナルの画面===========
sending 'bootloader' (2096 KB)...
OKAY [  0.310s]
writing 'bootloader'...
OKAY [ 10.580s]
finished. total time: 10.890s
===================================

最終的に上記ようなテキストが出ます。finished. までくれば操作が終わった証拠です。（転送時間は異なるかと思います。）


■ STEP 5 (コマンド入力 4)
次に以下コマンドを入力。

$ fastboot flash boot image-nakasi-jdq39/boot.img
注意：↑ $と次のスペースの後の文字から入力。

するとboot.imgファイルをNEXUS 7に転送し書き込みします。

===========ターミナルの画面===========
sending 'boot' (4944 KB)...
OKAY [  0.699s]
writing 'boot'...
OKAY [  1.462s]
finished. total time: 2.161s

===================================

最終的に上記ようなテキストが出ます。finished. までくれば操作が終わった証拠です。

■ STEP 6 (コマンド入力 5)
次に以下コマンドを入力。先の2回のコマンドの時より少し時間かかります。

$ fastboot flash system image-nakasi-jdq39/system.img
注意：↑ $と次のスペースの後の文字から入力。

===========ターミナルの画面===========
erasing 'system'...
OKAY [  1.665s]
sending 'system' (471804 KB)...
OKAY [ 58.667s]
writing 'system'...
OKAY [ 33.314s]
finished. total time: 93.646s
===================================

最終的に上記ようなテキストが出ます。finished. までくれば操作が終わった証拠です。

以上でOSのアップデートは終わりです。
ターミナルに「logout」と入力しターミナルを終了してください。

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補足：
完全に出荷状態標準に戻すには・・・(root化する人は必要ないです。)

● 以下コマンドでリカバリを公式に書き換え
$ fastboot flash recovery image-nakasi-jdq39/recovery.img

● 以下コマンドでユーザーデータの初期化
$ fastboot flash userdata image-nakasi-jdq39/userdata.img
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＜NEXUS 7 OS 4.2.2のアップデート確認＞

導入したOS 4.2.2をNEXUS 7へ確認します。

■ STEP 1
USBを抜いて、NEXUS 7本体のブートローダー画面の右上が「Start」になっている状態を確認してから、本体の電源を押して再起動をしてください。

■ STEP 2
「Androidをアップグレードしています…」という画面が表示され、アプリの最適化やインストールなどが進んでいきます。それらが終わると、Nexus 7が起動します。

■ STEP 3
アプリの「設定」から「システム」項目の「タブレット情報」をクリックしてください。
「Androidバージョン」が「4.2.2」
「ビルド番号」が「JDQ39」
になっていたらOS 4.2.2 手動アップデート成功です。


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＜NEXUS 7 OS 4.2.2環境下でroot化＞

手動アップデート後、root化アプリである「Super SU」が削除されています。
ここでは「Super SU」を再度導入します。

■ STEP 1
下記URLより「CWM-SuperSU-v0.96.zip」ファイルをDLし、NEXUS 7に転送します。

CWM-SuperSU-v0.96.zip DL先：
http://download.chainfire.eu/212/SuperSU/

■ STEP 2
NEXUS 7の電源を切ります。
再度「Bootloaderモード」で起動するため「電源+ボリュームボタンの↑」を同時押しで
ブートローダーを起動します。

ボリュームボタン↓を2回押して「Recovery Mode」を選択してから電源ボタンを押します。CWMリカバリーが起動します。

■ STEP 3
CWMリカバリー メニュー画面で以下の順にクリック

「install zip from sdcard」
↓
「choose zip from sdcard」
↓
「0/」
↓
「CWM-SuperSU-v0.96.zip」

次に「Yes - Install CWM-SuperSU-v0.96.zip」を選択しインストールを開始します。
インストルが終わったら「+++++Go Back+++++」を選択し「reboot system」

NEXUS 7本体を再起動したら、アプリに「Super SU」が入っていたら導入完了。
「Super SU」を起動してスーパーユーザーの有効化をすればroot化完了です。

これでNEXUS 7 OS 4.2.2のroot化完了です。


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以上、この手順でやればMacでもroot化済み NEXUS 7を最新OS 4.2.2に更新、尚且つroot化が出来ると思います。もし記述に間違いがありましたらコメント欄でご連絡くださるとありがたいです。

最後に、この手順でお手持ちのNEXUS 7が起動不能、文鎮化しても当方は一切の責任は置いませんのでくれぐれもご注意ください。