2013年5月2日

Fossil Wrist PDA "ABACUS" 復活計画(1日目)


眠っていた Fossil WristPDA "ABACUS"。
5年前ぐらいに電池切れジャンク品の美品を入手して、そのまま放っておいたのですが、復活させようと思い至りました。

そもそも Fossil WristPDA "ABACUS" (以下ABACUS) って何?って人多いと思います。ABACUSは2003~2005年に発売された Fossil社のPalm OS 4.1.2が搭載された腕時計型PDAです。

WristPDAの情報は唯一存在しているこのサイトで確認できます。
http://www5.atwiki.jp/seko/pages/155.html

PDAって何?とかPalmって何?の話すると長くなるので、とりあえずは今でいうスマートフォンのような腕時計で、そう、スマートウォッチなのでした。計算機が付いているのはもちろんの事、スケジュール管理やメモが出来たり、アプリを搭載することが出来ました。しかも操作はタッチパネル(感圧式)、文字入力も手書きという。

そのABACASの電池は完全に放電しきっていたので、遂にリチウム電池交換しようと思い復活作業をします。今日はその第一弾。

電池交換の話や、実際に電池交換作業している方、過去に沢山います。
今までのネックだったのは、この腕時計の中に入るサイズのリチウム電池が手に入りにくい事にありました。

Appleの「ipod shuffle」の登場以降、ようやく小型のリチウム電池が流通し始めました。ただし当初はやはり高いものでした。
今では秋葉原のジャンク屋などにその小型サイズのリチウム電池が入ったジャンク品が沢山存在します。今回も中華製のipod shuffle(第二世代のクリップ型)のジャンク品が500円で沢山放出されてたので、その電池を流用することにしました。

ABACUS本体のウラ面には4つの精密ネジでフタが固定されています。


ネジを外してそのフタを開けると内部はこんな感じ


ボタン型リチウム電池の端子と基板とが半田付けされています。
そもそもなんで半田で固定しちゃったのか・・・そこがそもそも残念仕様です。
実際にはこのバッテリーでは満充電しても2日持ちません。
毎日の充電が必須でした。

半田ゴテで基板からバッテリーを外します。
余計な熱で基板が逝っちゃわない事を願いながら作業します。
外すとこんな感じ。


ステンレスのプレスのフタなかなか武骨でカッコいいです。
フタの内面を見ると「FOSSIL INC. HONGKONG」の文字が!


外したバッテリーはこちら。


このバッテリー PD3032 という型らしいです。
このバッテリー容量なんとわずか180mAh。
そりゃ電池もたないわな・・・。時計だけでなくプログラムが走ってるわけですから。

今回流用する中華製ipod shuffleの偽物。アキバのジャンク屋で500円で購入。
以前、ShuffleのバッテリーがABACUSに流用出来ると海外のフォーラムで知っていたのできっとこの偽物でも行けるだろうって事で今回作業に至ったわけです。


必要なのはこの中身。側とか完全にもうおまけ。いらんのです。


ニセpodの上面に精密ネジ2本で止めています。


それを外して中身を分解。すると予想通り小さいリチウム電池入ってます。


こいつを基板から外します。

電池がサイズ的にABACASに入るかチェック。余裕ですね。


今日の作業はここまで。
この後一度、バッテリー使えるか試しに基板の端子にセロテープでつなげて見ました。
黒配線を端子に接触した時に一瞬煙が出たので、基板が逝った!と思いましたがなんとか大丈夫そうです。

次回は本体の基板側に端子から延長配線を接続。
抜き取った流用バッテリをその配線に接続。
バッテリー背面に両面テープを付けて、基板側に固定。
通電テスト。動作テスト。をしてみたいと思います。お楽しみに。



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