2013年5月20日

Fossil WristPDA "ABACUS" 復活計画 (3日目)


Fossil WristPDA "ABACUS" の電池換装後のレポートと母艦 Palm Desktopのお話。

まず、正規の電池は180mAhしか無いものを、今回中華製MP3プレーヤー 偽iPod Shuffle 第二世代の電池 230mAhぐらい(予想)の容量のリチウム電池に換装してます。

満充電になるのがめちゃめちゃ速いのですが・・・w
何もアプリを入れないで初期状態のWristPDAの状態で稼働具合はこんな感じでした。

満充電から省エネモードなし(時計画面常時表示):
約1日弱 
24hたった時点でバッテリーLow表示。24h過ぎた時点で画面が消える事はなかったです。

満充電時から省エネモードあり(時計画面一定時間で消えスリープモード):
約4日
時計を見る度にスリープ解除で、PDAモードにしてカレンダー見たりと弄りながらで4日は持ちます。

日常の使用には十分耐えれる仕様になりました。
そこで、WristPDAの本領発揮すべく、Palm Desktopの導入とアプリ導入。はたまたGoogle Calenderとの同期など、WristPDAを有効活用するべく作業を、Mac/Win共に色々やってみました。今回はMacでのの環境づくりの話。


まず最初に、Palm Desktopっていうのが今のiphoneでいう「iTunes」になります。
WristPDA "ABACUS"は完全放電してしまうと内部メモリが全て消え去りデータを失います。そうでなくてもたまにデータが消えることもあります。
なので常にこの母艦である”Palm Desktop”にバックアップを取り同期を図ります。
万が一初期化やデータを失ってもこの”Palm Desktop”のバックアップから復帰が出来るようになります。それにPalm Desktopが無いとWristPDA専用アプリもインストール出来ません。

そもそも、Palm自体、開発も終わりはたまた会社もなくなり、既にレガシーツールです。

ここで一つお断りを。
Palmのデータ自体ほぼ公式での配布は全て終わっているかと思います。
ここでの説明と共に僕のバックアップを必要な人の為に二次配布(無許可)でいたします。もし問題があるようでしたら配布はすぐに停止し削除いたしますのでこの記事のコメントに連絡ください。

等サイトでのバックアップダウンロード先のパスワードは全て「wristpda」

Palm Desktop(以下、PD)には Mac/Winと両方にプラットフォームの提供があります。今回色々やって結果論として、

1. 32bit OSでWindows XPの方が何かとABACUSと相性が良い。
2. Win環境の方がGoogle Calenderとの同期がしやすい。
3. Win環境の方がPDの完全日本語化が可能。

と何かとWindows環境の方が便利でした。
今回はWindowsに比べると少し勝手の悪いMac版のPD導入の話。


<Mac Palm Desktop環境の作り方>=====================

当方のMac環境:OSX Snow Leopard 10.6.8

■ Step1 ■
英語版最終Palm Desktop 4.2.1 revDのインストール

以下URLよりMac版PDをダウンロード(PASS= wristpda)
http://www.mediafire.com/?9yyfu2crmdf9iam

インストーラーにしたがってPDをインストール。
初回はユーザーファイルを作成するのでユーザー名を聞かれます。その時はPalmデバイスに使用したいユーザー名を入れて次に進んでください。
インストール完了には再起動を必要とします。
インスト後、アプリケーションフォルダーに「Palm」というフォルダができます。

■ Step2 ■
英語版PDを導入するとPalmデバイスと同期するためのドライバーがインストールされるのですが、WristPDA "ABACUS"の端末互換がありません。そのためWristPDA "ABACUS"に同梱されているCDに入っているPDのドライバーと置き換えます。

まず最初に

Mac OSの以下ディレクトリー:
~/Library/Application Support/Palm HotSync/Transport/Palm HotSync/Transports/

この中に「USB」というファイルがあります。
この「USB」ファイルをCD同梱のファイルと置き換えます。

置き換えUSBファイルは以下よりダウンロード(PASS= wristpda)

「USB」ファイルはそのままだと上書き出来ません。
アプリケーションフォルダーの「HotSync Manager」を起動して
このConduit Managerの有効「Disable」にチェックしてください。
その後上記ディレクトリーの「USB」ファイルを上書きします。

■ Step3 ■
まだABACUSと同期しません。
英語版PDを立ち上げるとカレンダーの画面で月/曜日の表記が文字化けしています。

このような状態です。


それを直す為に有志で作って頂いた文字化け対策パッチを当てます。
※月と曜日の表記など一部の文字化けを直すだけでアプリ自体の完全日本語化にはなりません。

以下URLよりMac版文字化け対策パッチDL(PASS= wristpda)
http://www.mediafire.com/?w59qeu7ckgb8abm

PDを終了してからパッチアプリ「PDE2J.app」を実行すると上記の文字化けが以下の様に修正されます。


その後、アプリケーションフォルダーの「HotSync Manager」を起動して
このConduit Managerの有効を「Enable」にチェックしてください。
必要に応じてConduit ManegerのSetUpをします。
Voice MemoやらMediaなどはWristPDAには元々無いので、そこは「Do Nothing」を「Default」にしておくと同期の際にエラーがでなくて済みます。

USBコードとABACUSを接続しMacに接続するとPDとWritPDAの同期が始まります。

■ Step4 ■
もしWristPDA側で既にスケジュールや、コンタクトを作っていると、Macの母艦PDに同期した時に文字化けが起きてしまいます。
これはテキストのエンコードが違っているため文字化けが発生します。

この文字化け対策の為にはWristPDA側に「P@lmSJIS」というアプリをインストールします。

配布元:Palm Palm Palm
http://hokamoto.tripod.com/palmj.html

当サイトバックアップファイル「P@lmSJIS」(PASS= wristPDA)
http://www.mediafire.com/?efdaz72kztj2gvk

ファイルを解凍して「P@lmSJIS.prc」をダブルクリックするとPDのインストールマネージャーが開くので次回のPDとのシンク(同期)の時にWristPDAにインストールされます。

WristPDAにインストール後、P@lmSJISを起動。
画面にある「Enable PalmSJIS」にチェック。

再度母艦のPDにシンクすると今まで文字化けしていた、カレンダーやらコンタクトの文字が直っているかと思います。

こんな感じでMac側でのPalm Desktopの環境を整えWristPDAとの同期が出来るようになりました。

とりあえず、NfBWatchという時計アプリとか、HalLauncherというアプリ起動ランチャーなどインストしてみました。ページトップの写真がそうです。

問題はGoogleカレンダーなどのGoogleサービスとの同期。
これは面倒くさくて直接PDとGoogleが同期出来ません。
カレンダーはiCalにGoogleを同期させ、iCalからサードパーティーアプリ「iSync」「Missing Sync」等を経由してPDに送ります。サードパーティーは有料です。

今回Mac側でのGoogleカレンダーとのシンクは面倒なので諦めました。

ちなみにWindowでは「Companionlink」という(有料)アプリで直接そのアプリよりPDの方へGoogleカレンダーおよびToDOリストをシンクすることが可能です。

次回はWindowsでのPalm Desktopの環境づくりについてお話したいと思います。


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