2012年10月2日

AU HTC EVO 3D 4.0 アップデート レビュー

遂に9/26に AU HTC EVO 3D (ISW12HT)が「Android OS 4.0.3 (ICS)」アップデート入りました!!!

Androidのバージョンは従来の2.3(GB)だったのが4.0.3(ICS)にアップします。
4.0.3は比較的新しいもので(現在の最新は5.0 Jelly Bean) インターフェースやらDual Coreなどに最適化されたOSです。また、従来の主に携帯端末に使用されていた2.3(Ginger Bread)系 と タブレットに使用されていた3.0(Honey Comb)系 の両方を統合したOSでもあります。

細かい話はさておき、早速アプデしてみました。
過去のIS03→IS05→HTC EVO 3DとAndroid携帯を使用しOSアップデートの経験上、アップデートするには一旦「工場出荷状態」まで「初期化」を行うこと。これをオススメします。

IS03も2.1から2.2
IS05も2.2から2.3

とアプデをしました。その時に元々の状態を引き継いでOSアプデすると、結果的に動作モッサリ、不安定、アプリ再インストール、などの症状が出て、尚且つ、初期化前/初期化後でのアプデは体感で分かるほど違いが出てました。
なのでめんどくさいですけど僕は初期化してからアプデをしました。

ISシリーズは携帯とPCが必要でしたが、HTC EVO 3Dは端末だけでOSアップデートが可能! これは便利です。WiFi下で作業を行ったのでアプデには約30分ぐらいでした。

アップデートファイルをDL後、解凍が始まり、数回の画面OFFをしたりしてアプデするので真っ黒画面で反応無いように見えても何もいじらないで放っておいてください。



<アップデート後のレビュー>=================================================

本日10/2まで使用しての感想です。
2.3より安定してますか? 使用感いいですか? これの問にはなんとなく微妙です。
OSの構造がだいぶ変わっているのでまず全体的な挙動の変化に少し ? です。

■ 標準ホーム
ホームアプリはHTC SENCE 3.0から3.6に変わり、ホーム自体の挙動は3.0より使いやすくなったかと思います。動作もそんなに問題ありません。
ホーム一番下のドックにも最大4個のアプリを指定出来るようになりました。
ここで指定した4つのアプリはロック画面のアプリランチャー部分に反映します。
また、ホームに置いたアイコンを重ねるとフォルダー形式になります。
SENCE3.0の頃も有りましたが2.3時はアイコンキャッシュが反映されず、再起動などするとフォルダーのアイコンは正しく表示しないなどとありましたが、4.0になってからはありません。
ステータスバーの「クイック設定」も2.3時と異なり、画面の向き自動とかなにかなくなったかもです。(すいません。何が違うか明確に覚えてません。)

■ Twitter/Facebook フィード表示 (HTC Widget 「Friend」)
このSNS系の表示Widgetは結局「Android Pro Widget (通称 APW)」を導入しました。
でも、一部の標準アプリでHTC Widget 「Friend」が Facebookをサポートしなくなったこと、2.3の頃は「Twitter」「Facebook」のフィードを表示できたんですけど、これが4.0.3ではできなくなります。また、Twitterクライアント「Peep」が今後使用を終えるので使えなくなります。

■ Wimax
Wimaxの電波の掴みは改善された感じです。
でも最近、3GもWimaxも電波薄いですよね?世の中。次世代通信「LTE」に向けての電波薄いのか、利用者が多くて、以前から言われていたパンク状態で、制限がきついのか、ネットワークの電波拾うの少し悪いです。これはアプデによる部分ではないと思います。

■ アプリ管理
4.0の最大の利点は、標準の設定から「アプリケーション」でアプリを個別で「利用停止」を出来る所。
今まで、プリインストールで欲しくもない使わないアプリはrootを取らない限り「凍結」をする事ができませんでした。しかし、今回からは任意で忌々しいクズプリインストールをアプリを無効にできます。これは嬉しい仕様変更です。

■動画系 Flash系
4.0からFlashは非搭載になります。Google PlayからもFlashを検索に出しません。
2.3用のapkでは4.0には使用できません。(たしか)しかし、以下サイトから導入出来るらしいです。僕は他端末の4.0用Flashのバックアップがあったのでそれを導入しました。

WEB版Google Playより「Flash Player 11」
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.adobe.flashplayer

YouTubeアプリからあまり動画を見たことないのですが、Wifi下だと2.3の頃より動画の処理は速いかと思います。

■通話音声 音声系
4.0になって、片耳Bluetoothヘッドセット(Jawbone ERA)の受話音声が「モノラル」チックにこもった音になりました。
あと、カメラのフォーカス音、シャッタ音が2.3よりうるさくなりました。
カメラの「オートフォーカス」の設定は「OFF」必須です。

■アプリ系(一部のアプリ)
SNS系カードゲームなどのWEBブラウザーのようにネットを介して画面表示していくゲームに関して、2.3時には見られなかったのですが、アプデによりゲームの反応が大幅に悪くなりました。ちなみにゲームは「恐竜ドミニオン」です。
症状はゲーム中のボタンを押しても何も変化がない。表示しない。などです。
4.0になったので4.0でしか体験出来なかったアプリが出来るようになった反面、2.3のアプリができなくなったのは致し方ないかと・・・。

■ブラウザー
標準ブラウザーは基本そんなに使用していませんが、画面ズーム時の挙動が変わりました。2.3時はズームをリアルタイムに行なっていたような感じの挙動ですが、4.0からズームアウトする前の解像度のまま拡大し、ズームを確定した後にその解像度に合わせる(説明しにくい)と拡大縮小の挙動にワンテンポの遅延があります。

2.3時に「Dolphin Browser HD」を愛用してきましたが、4.0用のDBは表示速度が遅いです。なので他のものを使用しています。現在での4.0用ブラウザーでいいなと思うのは「Boat Browser」「Sleipnir」かなとおもいます。
人によっては「Opera」「Chrome」「FireFox」がいいといいますが僕は好みではないです。これらのブラウザー自体もデータが大きいです。

■その他
インターネットで情報を集めていると、「Google文字変換」が遅い。という事例がありますが、これは設定の「言語とキーボード」の「スペルチェッカー」を無効にすると良いらしいです。僕は「ATOK」ですが特に入力に関して問題ありません。

また、設定の「開発者向けオプション」の「GPUレンダリングを使用」にチェック入れると描画の速度が速いと言われてますが、僕はしない方が良い感じです。特に「恐竜ドミニオン」プレイ時。

Wifi通信時の高速化は、Wifiに接続したらその接続先詳細の設定を開くと「Wi-Fi高速モード」とあります。これをチェックするとネットが速くなるとか。一応入れてますが「電池消費量」が速くなります。

■電池の持ち
体感ですが、2.3時の方が持ちが良かった気がします。
4.0では電源周りも最適化が行われていると聞きますが、HTC EVO 3Dの4.0では電池消費量が速い気がします。根拠はないのですが体感ですぐ電池が無くなる気がします。



<総合結果 4.0アップデート後の感想>========================================

2.3より4.0が導入されたことに関しては多いに歓迎で、やはり比較的最新ということで、このHTC EVO 3D 自体の携帯端末としての存在寿命が伸びたのではないかと思います。
トータル的にみて特に不具合は感じられず、たしかに2.3時の時が発売当初のオリジナルOSなので安定性は抜群ですが、2.3では得られない恩恵も多々あります。
動画の描画には2.3時より秀でたものがあるかと感じられます。
HTC製はOSのカスタマイズはかなり上手だなぁと素人でも感じられる無難なアップデートかと思います。僕的には満足です。
今Android携帯で魅力を感じる製品がないので当分これを使い続けて行きたいと思います。







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