2014年11月25日

NEXUS 7 (2012) root化済み 最新5.0 lolipopへ手動システムアップデート→Root化 (Macでの作業)


遂にNEXUS 7 (2012)も最新Android 5.0までアップデートが採用されるようになりました。発売当初は4.1だったのが遂に5.0までアップデートされるとは! 如何にこのモデルが優秀だったのかが分かります。まぁGoogleブランドのNEXUSシリーズなので意外とアップデート対応に入るとは言え、2012年の製品と言うのに中々素晴らしい端末と思います。

NEXUS 7 Root化済み Android OS 4.4.2 + CWM or TWRP (カスタムリカバリ)導入済みの状態では最新Android OS 5.0 Lolipop にアップデート出来ません。

しかも Lolipopから、中身に少しでも改変があると(システムフォントを弄っているとか)ルート化していなくても通常アプデで弾かれるそうです。

なので手動でアプデしました。その後お約束のRoot化。その時のメモ。
Windowsの記載は良く目にしますが、当方マカーなのでMacでの作業方法を記載します。
ただし、Mac本体に「Android SDK」 導入済みで SDKフォルダー内の「Platform-tools」にパスが通っている作業環境が整っている。
必要ファイルの準備ができていて、Macの「ターミナル」アプリからのadbコマンド入力が出来る事。
すでにNEXUS7のブートローダーアンロックが済んでいる(してなくても今回は出来るのですが、ここではブートローダーアンロックの説明をしません。)
これらが大前提です。

やり方をメモ。興味の有る方は続きをご覧ください。
【注意】
root化によってメーカーの補償は一切きかなくなります。
操作の単純ミスでも文鎮化してしまう危険があるので実行は自己責任でお願いします。 
ここで記載した内容で問題が起きても当方は一切の責任を負いません。

何度もいいますが、当方特にスペシャリストでもないので、ここに記載した内容を実行して、ファイルが開きません。コマンド入力しても何も起こりません。端末が起動しません。等の対応、返信、一切行いませんし全ての責任を負いません。全ては実行した人の自己責任といたします。

---ファイルの準備---


■STEP 1■
今回もアップデートファイルを通常の端末に降ってくるOTAファイルではなく、Googleのファクトリーイメージを入手します。

NEXUS 7 (2012) Wifiモデルのファクトリーイメージはコードネーム?「nakasi」といい、以下から5.0用のファクトリーイメージをDLします。Ver名は「5.0 LRX21P」で、ファイル名を「nakasi-lrx21p-factory-93daa4d3.tgz

ファクトリーイメージはここから:
https://developers.google.com/android/nexus/images#nakasi

■STEP 2■
Root化に必要なファイルと5.0アプデ後の5.0対応のカスタムリカバリーファイルを用意します。過去にCWMを導入してましたが、最近主流のTWRPを導入しました。

TWRPファイルはこちらから:
※2014.11.21時点で僕は「openrecovery-twrp-2.8.1.0-flo.img」を使用。
※上記のTWRPは起動しません。末尾 grouperが必要です。

2014.12.08現在 openrecovery-twrp-2.8.2.0-grouper.img

http://techerrata.com/browse/twrp2/grouper

5.0対応ルートファイルはこちら:
一番下の方の「asus | Nexus 7 | nakasi | grouper | tegra3 | LRX21P | 5.0 | ...」とある「Download」から「CF-Auto-Root-grouper-nakasi-nexus7.zip」というファイル。

http://autoroot.chainfire.eu/



---ファイルを解凍しご自分のSDK環境のPATHを通したフォルダ直下に保存---


ここでのSDKパス指定は、
/Users/ご自分のフォルダ/android-sdk-macosx/sdk/platform-tools

※SDK環境は人によって異なります。SDK導入時に自分がどうしたのか良く確認してください。

■STEP 1■
ファクトリーイメージの「nakasi-lrx21p-factory-93daa4d3.tgz」を解凍する。
解答したフォルダ「nakasi-lrx21p」の中から

bootloader-grouper-4.23.img
flash-all.sh
image-nakasi-lrx21p.zip

「platform-tools」フォルダへ保存。

■STEP 2■
DLしたルートアプリルートファイル「CF-Auto-Root-grouper-nakasi-nexus7.zip」を展開。そのフォルダの中にある「image」フォルダのなかの

CF-Auto-Root-grouper-nakasi-nexus7.img

「platform-tools」フォルダへ保存。

■STEP 3■
DLしたカスタムリカバリーTWRPのイメージファイル「openrecovery-twrp-2.8.2.0-grouper.img」を「platform-tools」フォルダへ保存


--Macのターミナルアプリでコマンド実行--


ここからはMacのターミナルアプリで実際にadbコマンドを入力し実行していきます。
ここからの作業からは何か問題あると文鎮化する恐れあるので注意。
もう一度SDKの実行環境と、ファイルの場所。ファイル名。コマンドを入力する時の自分の場所や指令の意味を良く確認、理解した上で実行していきます。

入力実行した一覧はこんな感じです。
(途中色々間違えたので画像加工してるので多少ちがうかも。)


実際に入力する部分は「adb ~~~~」という一文だけで、あとは自動処理で進行していきます。

■STEP 1■
NEXUS 7を USBデバックモードでMacと接続する。
※デバックモードの方法はもう説明しません。

■STEP 2■
Macのターミナルアプリを起動。
ここで接続端末の確認の為に以下のコマンドを入力。

adb devices

すると、List of devices attached の表示の後に、端末のシリアル番号と
最後に devices と文字が出ます。出ない場合はMacと端末が繋がっていない可能性あるのでもう一度USBデバックモードで接続されているか確認してください。

■STEP 3■
接続確認が出来たところで、NEXUS 7を再起動させ、ブートローダーを起動させます。

adb reboot bootloader

これでNEXUS 7がブートローダー起動で、現在端末が「Fast Boot」モードになっています。※Fast Bootモードについてはここでは述べません。

■STEP 4■
先ほど保存したファイル類をNEXUS 7に送り込みフラッシュしていくのですが、ここでコマンド実行場所と実行ファイルの場所が合っていないと、「ファイルが見つかりません」とエラーが起きるので以下コマンドを入力し、自分がどの階層から実行しているのかを確認。

pwd

大抵は、./User/ご自分のフォルダ からの実行かと思います。
そこでSDKファイルのあるパスを通した、先ほどファイルを色々保存した「platform-tools」フォルダへ移動します。

cd ./android-sdk-macosx/sdk/platform-tools

ここで、再度 pwdコマンドいれると、自分のコマンド実行場所が
「/Users/ご自分のフォルダ/android-sdk-macosx/sdk/platform-tools
になったのが確認取れると思います。
※何度もいいますがSDK環境はその人によって異なる場合があります。ご自分で正しい場所はSDK導入時にどこにしたのか確認してください。

上記の状況でいよいよ、5.0の工場出荷イメージをNEXUS 7に書き込んでいきます
工場出荷状態なので、端末内全てのデータは書き換えられ過去のデータは無くなります。
バックアップが済んでいる。全部消えてもいい人のみ次に進んでください。

■STEP 5■
5.0 ファクトリーイメージを書き込む自動処理ファイル「flash-all.sh」を実行します。
以下コマンドを入力。

./flash-all.sh

これで自動で実行されます。
最終的に「finished. total time: XXXX.XXXs」と出るまで気長に待ってください。
ここで何かして問題起きてももうどうにもならないです。待つだけです。辛抱です。

最終的に「finished. total time: .......」が出て、本体がNEXUS7が自動で再起動始めます。僕の場合「210.767s」という時間でした。

ここで終わりではなく、このデータ書き込み処理が終わり、NEXUS7本体でのアップデート作業になりますので、本体画面がlolipopの起動画面の「赤青黄色の玉がぐるぐる回る」動画が続きます。長くて20~30分ぐらいかかったような…。

全てが終わり、完全にNEXUS 7 5.0 のアップデートが終わると、「ようこそ画面」が出ます。

ここで一旦、USBを外し、NEXUS 7 5.0 Lolipop側で端末の初期設定を行います。
初期設定で必ず行う事は、「開発者モード」「USBのデバックモード」「不明な提供元」の解除です。※これらの説明はしません。

■STEP 6■
NEXUS7 5.0 Lolipopの初期設定が終わったら、再度USBデバックモードでMacと接続。接続確認と実行場所を再度確認し、次に5.0用ルートファイルとルートアプリを書き込みます。

まずは、再度 fast bootモードにするためブートローダーを起動します。
以下のコマンドを実行。

adb reboot bootloader

Fast bootモードの画面になったら、いよいよルートファイルを焼きこみます。
以下のコマンドを実行

fastboot boot image/CF-Auto-Root-grouper-nakasi-nexus7.img

これで自動処理が走ります。
「finished.」が表示で完了。

これでルートファイルを送り込みました。

■STEP 7■
まだ本体再起動はせず、次にカスタムリカバリー TWRPを焼きこみます。
標準リカバリーのままでも構いませんが TWRPだとバックアップや何やら便利なのでこのTWRPを通常リカバリーを上書きします。
以下コマンドを実行。

fastboot flash recovery openrecovery-twrp-2.8.2.0-grouper.img

「finished.」で終了。

次にNEXUS 7本体の再起動をさせるので次のコマンドを実行。

adb reboot

これでNEXUS 7が通常システム再起動でLolipopが立ち上がります。

■STEP 8■
NEXUS 7 再起動後にアプリドロアの中を確認し「SuperSU」が入っていたらルート化が多分完了。ルート用アプリを入れてルート権限確認してくれば問題なくルート化完成です。

以上。

こんな感じでMacでもRoot化済みNEXUS 7 (2012) 4.4.2 KitKat も
最新Android OS 5.0 Lolipop への手動アップデート。更にルート化まで可能です。






0 件のコメント:

コメントを投稿