2011年9月12日

IS03からIS05へ

2010年11月26日に華々しく発売されたAU初のAndroidスマートフォン「IS03」、今やその栄光が過去のものとなり、本体のスピード、処理も最近のAndroidには追いつけない感じになりました。当初OS も2.1だったのも2.2になりましたが、現在標準である2.3のアップデートの望みはほぼZERO状態。
「IS03の最大の特徴」大きさとサブディスプレイは捨てがたく大好きなんですが、この約1年で僕中で「IS03」役目を終えようとしています。

最近はさらに処理速度の高い端末がどんどん出ています。さすがに新製品の新品は高いので手が出ません。僕はオークションで「IS03」の兄弟機「IS05」を最近手に入れて、「IS05」に移行しようと考えています。

実機を触ってみて「IS05」はやはり比べものにならない程「IS03」より安定していて、処理速度が速いです。「IS05」でようやく完成系になった感じです。

今更ですが、「IS03」と「IS05」の比較を使用感レベルで比較してみましょう。

どちらともAUのAndorid携帯で「SHARP製」になります。

開発当初は「IS05」は「IS03」の廉価版/カジュアルという位置づけで発売予定でしたが、時代の流れ的に後発の「IS05」のスペックは「IS03」より大幅の向上を図ります。その差はやはり大きいものでした。
ここでは「IS03」「IS05」の大きな違い部分だけを紹介しようと思います。

<CPUとGPUの改善>
「IS03」の方が先に発売しているのでCPU・GPUともにSnapdragon第1世代を使用しているのに対し「IS05」は後発なのでSnapdragon第2世代のCPU・GPUを搭載しています。
この恩恵はやはり大きく、調べているとその性能の差は約4倍とも言われています。また第2世代のCPUの方が省電力仕様らしいです。

■ IS03
CPU: Snapdragon 第1世代の「QSD8650 1GHz」
GPU: Adreno 200

■ IS05
CPU: Snapdragon 第2世代の「MSM8655 1GHz」
GPU: Adreno 205

実際に使用すると、YouTubeなどの動画の処理や、Marketのアプリのサムネイル表示、WEBの表示など、IS05は非常に速い処理をするかと思います。そもそもデフォルトのホームアプリが「IS03」の時は使い物にならないモッサリ感ありますが「IS05」はその辺が見違えるほど改善されています。「IS05」の使い心地はやはり日常使用レベルでやっと気にならないという段階になったのではないでしょうか。


<電池容量の改善>
スマフォの一番の問題はその電池の持ちでした。「IS03」も「IS05」も決してベストではないですが、「IS03」の電池の持ちが半日に対し、「IS05」はやっと一日持てるかという範囲です。約20%増しと言ったところです。

■ IS03
電池容量:1020mAh
連続通話時間:約230分
連続待受時間:約200時間
充電時間:
約150分(AC時)
約160分(DC時)


■ IS05
電池容量:1230mAh
連続通話時間:約450分
連続待受時間:約240時間
充電時間:約210分

<カメラの仕様変更>
携帯には当たり前となったカメラ。でも「IS03」「IS05」共に性能は申し分ないと思います。ただ「IS05」には「フロントカメラ」が追加されました。フロントカメラ(サブカメラ)画素数は低いですが、その有無の恩恵は大きいと思います。カメラ通話が出来ますから。

■ IS03
メインカメラ画素数・方式:約957万画素CCD
機能:オートフォーカス、ハイビジョン動画撮影
サブカメラ:なし

■ IS05
メインカメラ画素数・方式:約800万画素CMOS
機能:オートフォーカス、ハイビジョン動画撮影
サブカメラ:あり
サブカメラ画素数・方式:約43万画素CMOS

<本体データ容量>
本体容量は少し差がでます。「IS03」は「500mb」に対し「IS05」は少し小さくなり「400mb」になりました。本体容量の少なさはどちらとも少し残念です。この100mbの差はものすごく大きいです。Android 2.2よりmicroSD側にアプリデータの一部が移行させるようになったとは言え、全てのアプリでもないですし、本体に入れておいた方がいいアプリが必ずあります。本体容量の少ない点においては「IS03」「IS05」どちらも良いとは言い難いです。

■ IS03
本体データ容量:500MB
外部メモリ:
microSD (最大2GB・KDDI公表)
microSDHC (最大32GB・KDDI公表)

■ IS05
本体データ容量:400MB
外部メモリ:
microSD (最大2GB・KDDI公表)
microSDHC (最大32GB・KDDI公表)

「IS03」の使用時にmicroSD 16GB class6を使用していました。今回「IS05」を使用するにあたってmicroSD 16GB class10と読み込み速度の速いクラス10を使用しました。端末のスピード+読み込み可能速度が速いおかげで、データのやり取りが非常に速く安定性抜群です。

<メイン画面サイズ>
「IS05」は「IS03」よりそもそもの本体サイズが小さく作られています。そのため視認性でいうなら「IS03」の方が断然上になります。ただしその「IS05」のコンパクトさというのも、今のスマフォにはない魅力ではないでしょうか。そこは個人の好みだと思います。
「IS03」にはその最大の特徴である「サブモニター」がメインモニターの下に付いています。これは今までのスマフォにはないものでものすごく重宝します。

■ IS03
= メインディスプレイ =
方式:タッチパネル対応 NewモバイルASV液晶
解像度:ダブルVGA(960×640px) 326dpi
サイズ:3.5インチ
表示色数:約6万5千色

= サブディスプレイ =
方式:メモリ液晶(メイン液晶の下)
解像度:サイズ 0.5インチ
表示色数:2色

■ IS05
= メインディスプレイ =
方式:タッチパネル対応 NewモバイルASV液晶
解像度:ワイドVGA+ (854×480ドット)
サイズ:3.4インチ
表示色数:約26万色

= サブディスプレイ =
なし

モニターのサイズでは「IS03」が上ですが発色でいうと「IS05」の方が鮮やかでクリアです。

<本体サイズと重量>
モニターの方で少し述べましたが、「IS05」は非常にコンパクト。
どちらが良いは好みの問題です。「視認性」で言えば断然「IS03」。携帯性で言えば「IS05」。デザインもiphoneもどきと言われるけど、「IS03」は嫌いじゃない。「IS05」も丸っこくて可愛い。でも「IS05」は見た目、ちょっと分厚く感じるかな。

■IS03
サイズ:121 × 63 × 12.6 mm
質量:約138 g

■IS05
サイズ:112 × 55 × 14.1 mm
質量:約130 g

<Android OS>
「IS03」は発売当初「2.1」でしたがアップデートにより「2.2」を現在搭載しています。
「IS05」は発売当初から「2.2」。2011年9月頃に「2.3」にアップデート予定しています。「IS03」の「2.3」へのアップデートアナウンスはありません。

■ IS03
発売当初:Android OS 2.1
2011年4月14日:Android OS 2.2 アップデート

■ IS05
発売当初:Android OS 2.2
2011年9月頃:Android OS 2.3 アップデート予定

現状、Android携帯の最新OSは「2.3」が標準だと思います。「3.0」は主にタブレット向けですので、やはり最低でも「2.3」までは「IS05」だけに限らず「IS03」も載せたい感じです。

以上が大まかな変更点です。他部分は「IS03」も「IS05」も変更はありません。
正直、「IS05」でやっとAU Androidの基本が出来上がったという感じです。
現在「IS05」自体も型落ちですので安く手に入りやすいかと思います。

「IS03」もまだ使用していますが、もうすぐ「IS05」に移行すると思います。
「IS03」ありがとう。

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