2013年7月11日

いまさら LOOX U U50X/V 入手。XP化そして高速化。


今ではタブレットが主流で高性能当たり前ですけど、2007年当時はタブレットはほとんどなく、UMPCというウルトラモバイルPCが流行ってました。

今更ながら富士通のUMPC「LOOX U U50X/V」を激安で入手。6000円。

CPUにIntel A110というPentium Mの省電力化されたCPUでクロック数は800Mhzが搭載。
本体サイズは、標準バッテリー搭載時で171(幅)×133(奥行き)×26.5~32(高さ)ミリ。重量は約599グラム。と極小で軽量なノートパソコンです。
画面はタッチパネルでの操作も可能。無駄にワンセグも装備。

なによりも標準でVista搭載。ってこれがかなり重くて使えない。
そこで今更ながら「XP PRO SP3」を導入しました。最適化、高速化のアレンジを加えようやく今でも実用レベルになりました。

このLOOX Uってどれだけ小さいかというと。


こんなにちっちゃい。
ぶっちゃけNintendo 3DS LLですか?ってぐらいの大きさ。
重さもノートPCのくせにめちゃめちゃ軽い。タブレットには負けますけど。
しかも液晶パネルを反転するとタブレット型にもなるというすぐれもの。


液晶下のボタン3つには、キーボードを照らすライト、ソフトウエアキーボードの起動、デスクトップ画面の回転、の3つが割り当てられてて、タブレット形式でも一応タッチパネルをスタイラスペン使って使用が可能です。

それはさておき、XP化、高速化の件ですが、

LOOX U U50X/VのXP化情報は至る所に存在します。

僕が参考にしたのはここ
tt-bear@Blogの過去ログ置き場

まずXP用のドライバーを探すのが大変。もう2007の製品なのでドライバーの配布先とか無くなってるんですよね。で色々さがして以下にありました。

Windows XPの富士通LifeBook U1010ウルトラモバイルノートブックドライバ
http://goo.gl/rnXIy

Windows XPのタブレットのための富士通LifeBook U1010ウルトラモバイルノートブックドライバ
http://goo.gl/nQJV3

でも参考サイトのようにドライバーをいれてもダメなもの?もあって
一部他の情報を探し比べて色々試しました。

一番厄介な物は、無線LANドライバーでLenovoから配布されていたドライバーです。
これはLenovoからの配布が終わっていて中々お目当てのドライバー入手出来ませんでした。

で、色々海外サイトなど調べていたら、どうやらこの無線LANドライバーは
「IBM ThinkPad G41 Notebook Wireless LAN adapter software 5.3.0.85 Windows XP/2000」
と言うものらしく、ファイル名「7rwc09wj.exe」
これは奇跡的にここから入手出来ます。

Driversdown.com (海外サイト) 「7rwc09wj.exe」入手先
http://goo.gl/iXc7O

元々のリカバリーディスクとセットになっているアプリケーションディスクからも一部ドライバーを引っ張り出します。

ドライバーを全部揃えたら、
付属のリカバリーディスクからU50X/VのHDDの中身を消去。
その後Windows XP Professional SP3をDVDからクリーンインストール。

OSのクリーンインストール手順は以下の参考サイトより。
tt-bear@Blogの過去ログ置き場:
http://goo.gl/UiU0D

そしてドライバーインストール順とファイル名は以下の通り。
インストールの順番重要です。

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<インストール順とドライバーファイル名>

■ 01. Chipset(infinst.zip)
■ 02. LAN(LAN_RTLV513.zip)
■ 03. Audio(audio_RTHD_V5384.zip)
■ 04. MultiMedia Bay(o2microMMBAY_V216.zip)
■ 05. Touch Panel Driver(TP_USB_XTPTE_V10L05.zip)
■ 06. FingerPrint Sensor driver(fingerprintdrv.zip)
■ 07. FingerPrint Softex Omnipass Utility(omnipassv35151c.zip)
■ 08. Video(intel965GM_V4859R.zip)
■ 09. WirelessLAN (Lenovoドライバー 7rwc09ww.exe)
■ 11. Fujitsu System Utility(fuj02e3.zip)
■ 11. Fujitsu System Extension Utility(fse_v211.zip)
■ 12. ACPI Device Driver(fuj02b1v121.zip)
■ 13. Fujitsu HotKey Utility(hot_key_v3.zip)
■ 14. Fujitsu Button Driver(U1010_buttondrv.zip)
■ 15. Microsoft .NET Framework 2.0 (NetFx20SP2_x86.exe)
■ 16. Fujitsu Button Utility(E1006698.exe)
■ 17. TouchPad Mouse(alps_stick_point_v5.5.402.2.zip)
■ 18. Fujitsu Display Manager Utility(FDM_V50L40.zip)
■ 19. Fujitsu Power Saving Utility(PSU_V30L12.zip)
■ 20. ワンセグドライバー 付属のCDの「Vt901_p1」
■ 21. ワンセグ視聴ソフト 付属のCDの「Corem」

■■ タッチパネル起動方法 ■■
LOOX U 起動初期画面中に「Enterキー」→「BIOSセットアップ」→「詳細」タブ→「タッチパネル設定」→「タッチパネルモード」に変更。

■■ その他設定 ■■
「画面のプロパティ」→「電源」→「詳細設定」タブ→「スタンバイから回復するときにパスワードの入力を求める」のチェックを外し、電源ボタンの設定でふた(画面)を閉じてもスタンバイにならないよう設定。
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でとりあえず何とかXP化は完了で問題なく使えます。
次にXPの高速化と最適化。

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高速化方法は以下の通り。

フリーアプリの「Win高速化 Classic」を使用してある程度好きなように高速化カスタマイズ。

Vectorから「Win高速化 Classic」:
http://goo.gl/tSE8O

次にOSからレジストリとか設定とかいじる。
その説明とやり方は以下のサイトを参考。

Windows XP 高速化.com :
http://speedup-xp.com/

これら全て自分のやりたいものだけをやります。
というかXPの視覚効果の設定でかろうじてXPらしさの表示だけしてます。

そして最終的に「NTREGOPT」というアプリで最終的にレジストリをクリーンに再構築しました。

NTREGOPT ダウンロード:
http://goo.gl/ydVO

これだけでもだいぶ起動も操作も速くなります。
しかし、更に最後の手段があります!

LOOX U U50X/Vには「SDカードスロット」「コンパクトフラッシュ(CF) Type II スロット」の二個スロットが存在します。そこに家にあった使っていない記憶メディアを使用して記録容量追加します。

SDカードスロットにスマフォで余ってた「microSD 32GB Class4」をSDカードアダプターに挿して増設。

さらにデジカメで余ってたSanDiskの「Extreme SD 4G Class10」 をCFアダプター Type IIに挿して CFスロットに増設。

このCF側に速い速度の記憶メディアを挿入したのは訳があって、 ここにHDDのキャッシュとして使用しCPUの性能の向上する為のアプリ「eBoostr 4.5」を導入したかったのです。

eBoostr公式:
http://eboostr.jp/

無料お試しだと毎回起動してから、eBoostrを起動。しかも継続して出来るのが確か4時間
なんでイマイチどうなの?って感じです。
でもアプリを導入してみて、eBoostrの効果を感じられるので即製品版を購入。
XPの高速化も相まって、全体的にアプリ動作が良くなりました。

GlaryUtilityCC Cleanerなのでも余計な一時ファイルやら不明なレジストリーを消しつつ、Vistaとは比べ物にならないくらい作業が快適になる様に LOOX U U50X/V が生まれ変わりました。

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ブラウザーはIEが僕は嫌いです。
替りにGoogle Chrome入れたのですがRAMメモリが1GBしか無いので起動と動作が重い。

そこでIEの一部を使用する軽量快速ブラウザー「KIKI」なるものを導入。
これがWEB閲覧の速いこと。無線Wifi経由ですが表示は中々速いです。
動作も軽いですし。

ウエブブラウザー KIKI:
http://www.din.or.jp/~blmzf/

他にLOOX U U50X/Vがどれだけ使えるようになったかと言うと、
外付けDVDドライブ接続し、今では開発の終わった DVD Decrypter で手持ちの1,980円の洋画「Shallow Grave」をリッピングしてみました。

※「Shallow Grave」はトレインスポッティングなど手がけたダニー・ボイル監督のハリウッド出世作。ユアン・マクレガーのハリウッド進出出世作。とでも言うのでしょうか。僕の中の殿堂入り映画です。

映画自体は93分
片面一層
英語、日本語字幕切り替え
英語、日本語音声切り替え

上記ぐらいのボリュームのDVDのリッピングをわずか、約11分でリッピング終了したという事実。

<追記>
DVD Decrypter  → 約11分
DVD Shrink    → 約22分
MakeMKV    → 約10分

さらにリップしたデータを動画再生アプリ「VLC」Class4の microSD側から読み込んで再生した所、問題なく再生。

A110プロセッサー(Pentium M同等)、搭載RAMメモリ1GBでも全然XPの高速化で使えるのですよね。
このLOOX U U50X/V 発売当初は15万以上もしましたど、今ならオークションで相場¥5,000 ~ ¥10,000で手に入ります。

ただモバイルとして使用できるかというと、バッテリーだけでは約2時間しか運用出来ないという…。なので電源ケーブルは必須です。

でも!是非興味ある方はいかがでしょうか。
というか今ならもっと高性能なタブレットも安く手に入りますけどね…。
でもこういうレガシーツールが楽しいんです。タブレットはできる事限られてますしねぇ・・・



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