で、久しぶりの投稿。
トラックボールの旅も最終章になりました。
遂に現存するトラックボールで最高級品にたどり着きました。
トラックボールを触ってから約3年。
自分にあった最高なフィット感を追い求め、旧型、デッドストック、伝説の名機、などを入手しながら試しながらで、最終的にここに落ち着きました。
Kensington製の「SlimBlade」です!
今更のいまさらでレビュー。
価格も1万以上は必ずしてしまうこの最高級トラックボール。
値段もさることながら、実際には素晴らしい出来です。
外観は車のエクステリアの様な艶有りのガンメタボディ。
大型の玉は55mmと程よく、色はバーガンディーなメタリック。
その玉の周りにはクロームメッキされた金属製のリング。
USBコードはビニールコートではなく編紐系。
そう、過去のトラックボールに比べても、見た目が超豪華。
汚い手すいません。
使い心地ですが、まず手のポジション。
間違いなく同社製のExpert Mouseより良いかと。
Expert Mouseだと手首を若干立てないと玉の操作がしづらいし、リストレストを付けたら付けたでなんか手のポジションはしっくりこない。
同社製 Expert Mouse
でも「SlimBlade」なら、手を自然に乗っけて、高さが調度良いのです。
今までアームレストを別で購入してトラックボールと一緒に使用してたりもしましたが、この「SlimBlade」ならまずいらない。
そして、4つボタン。
本体の玉を中心に十字に区切った間隔でボタンが4つ配置されています。
僕は基本、左下を「左クリック」。右上を「右クリック」。
左上と右下は基本使っても使わなくても良いけど、一応、左上「戻る」右下「ドラッグ」に設定してみた。
ボタンは使用してての若干難ありかな。
左下ボタンに左クリックを割り当てていて、物をドラッグする時に、選択アイテムを取りこぼしたり、離れてしまったりすること。
これはボタン全体がボタンでは無く、ユニバーサルな感じにボタンを面にした為に、実際の物理的ボタンスイッチと指で押している外装のボタン面との、押下動作のギャップから生まれるものだと思う。押す場所によって反応の強弱が出来てしまうということかな。
そして、専用ドライバー。
Amazonのレビューなどで、このボタン割り当てや、カーソルの速度、等を個別設定する「専用ドライバー Trackball Works」の出来が悪い、と酷評ですが。2013.8.29現在のドライバーは、Mac OS X Lion 10.7.5 環境でも特に問題ない。
ドライバーDL先:http://www.nanayojapan.co.jp/download/
今までトラックボールのほとんどが致命的な部分があって、ページスクロールが無いこと。
LogicoolのTrackman Marbleなんかは、手のフィット感、操作感、最高なんだけど、このページスクロールが容易では無かった。
しかし、この「SlimBlade」。なんと玉を左右に平行に回す事により「スクロール」が可能なのだ!
またまた汚い手ごめんなさい。
スクロールをするときに擬似的に「カリカリカリ…」と音がする。
これは、好き嫌いあると思うけど。僕は好き。
そんなに大きい音でも無いし、なんとなく心地いい。
このスクロールを可能にしたのは、このトラックボールにはレーザーセンサーが2個あるということ。この2つのセンサーにより、「ひねり」を検知しているのです。
レーザーセンサーが2つというのも価格が高くなってしまう理由の一つか…。
しかし、たまーにスクロールしたくないのにスクロールの動作に入るのが難。
でも僕はそこまで嫌いにならない程度。
そもそも、トラックボールでスクロールが出来るって事自体に意義があって、この「SlimBlade」がいかに今までの技術の結晶なのかが分かる。そこを評価したい。
このトラックボールでスクロールが出来るようになったお陰で、今まで常に使用していたマニアック入力デバイス「Griffin Technology PowerMate」をあんまり使わなくなってしまった…。でもこれはこれでほぼインテリアとして成り立つのでいいかと…。
玉の支持球はもちろん「人工ルビー」。玉の送球感は超滑らか。
支持球も過去には、ゴムシャフト、ベアリングやら、金属球、セラミック球、と色々あったけど、最終的にはトラックボールの基本「人工ルビー」に落ち着いてる。
最後に。
「Kensington SlimBlade」をトータルで見ても、トラックボールの誕生から今までの技術の結晶でもあり、また過去の研究の成果の賜物であり、この「SlimBlade」は本当に色々な面で「最高級品」で、僕にとっては3年の長いトラックボールの旅の最終点で大満足な入力デバイスです。
入門で購入した安価なLogicool Trackman Marbleから今まで。
最初からこれ買っておけよ!という人がいるかも知れないが、トラックボールに魅了された僕には結果的にオーライなのです。
最後に、絶滅危惧種でもある入力デバイス「トラックボール」
最高!
日本正規販売代理店 公式:http://www.nanayojapan.co.jp/products/tball/72327.html
他にも沢山の形状の物があります。:http://www.nanayojapan.co.jp/products/tball/
最安値はそんなに無いです。Amazon Primeが結果的に送料無料で即配達でいいかも。
1万円以下で購入できればそれは「買い」です。
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